サハリンは、今が市場の最盛期かもしれません。
六月くらいには、売り場の細っこかった小ネギが段々大きくなり、ちっちゃかった玉ねぎや
ジャガイモが段々大きくなっています。
買い物に行く度に、野菜が成長しているのを実感します。
ここは私が一番気に入っているお店。
野菜の質が結構いいのです。
彼女の胸のあたりにトマトがありますよね。
その下の段にニンジンがあるのわかりますか?小さい可愛いニンジンを首のとこで、
5本ずつ縛っているんですけど、これが美味い。
日本だと、間引いて捨てられるような、まだ成長過程のニンジンでも、ここではドンドン
売り出しています。
だから、市場の野菜は、数日ごとに段々大きくなていくんですね(笑)
そして、旬が終わると一斉に棚から姿を消すのです。
今、大通りを歩いていると、カップに無造作に盛られた自家栽培のイチゴを
ビールケースの上に並べてあちこちで売ってます。
これも後一週間くらいで消えるでしょうね。
そして!!本日とうとう卵屋さん(エッグスタンド)の画像が撮れました!!
スーパーでも卵は買えるのですが、鮮度が悪いものが多くて、1ヶ月前とか、ひどいと
2ヶ月近く前の採卵日だったりするのです(最近急激に改善されてますが)
で、皆に聞くと、卵はやはり卵スタンドで買うのが一番と。
市内のあちこちに、この黄色い卵スタンドがあるのですが、私がここで卵を買えるように
なったのは、本当につい最近。
どこのスタンドも、いつもかなり人が並んでいます。
(この写真は、閉店間際にこっそり撮影)
店の窓には張り紙がしてあって、たいていは 12:30~13:30と15:00~15:30は
休憩時間だよ、とか書いてあります。
■第一ラウンド(5月末)
列に並んで、ようやく私の番になったのだが、実際窓口に立つと、卵の種類がいくつも
あり、まごついていたら、冷たい売り子のおばちゃんに 「はい。次の人!!」
と、無視されて撤退。
■第2ラウンド(6月中旬)
14:00頃行った。人が並んでいなかったので、ラッキーと思って、窓の中を覗いたら
売り子のおばちゃんはお茶飲んで休憩していた。
でも、休憩時間は過ぎているはずなので、勇気を出して小窓に首を突っ込み
「イツォー・・・パジャルスタ・・・」 たまご・・・ちょうだい・・・ と哀願してみた。
おばちゃんは、店の中から私をジィーっと見たままお茶を飲み続けていたので撤退・・・・
■第3ラウンド(7月初め)
今日こそは!!と勇んで16:00頃行った。
店はもぬけのカラ。 どうしよう・・・と考えていたら、売り子のおばちゃんらしき人が店の
車から出てきた。
明らかに、ちょっと用を足して戻ってきたところらしいのに、私の姿を見てまた車の中に
入ってしまった。(車中から私を見ていた・・)
「イツォー・・・パジャルスタ・・・」 (卵・・ください~) と声を掛けたら驚いたような顔をして
そのまま見つめるだけだった。
そして、やっと7月中旬の晴れた日に、やっとやっと私は卵スタンドで卵を買ったのです。
並んでいて、とうとう私の順番が来たときは、かなり誇らしい気持でした。
「41ルブレイ イツォー パジャルスタ」 (41ルーブルの卵 ください)
文法的には間違ってますが、絶対通じるはず。
おばさんは、冷た~い表情でジーっと私を見つめていましたが、とうとう言いました。
「1ケースでいいの?」
こうやって、私は2ヶ月ごしのバトルに決着を着けたのであります。
ご清聴ありがとうございました。
PS ちなみに、卵は10個単位で売られており、それぞれ、28ルーブル、36ルーブル、
41ルーブル、などと金額が分かれています。
安いのは、大きさがマチマチで、全然洗ってない卵みたいです(羽とか糞がついてる)。
しかも、入れ物に入ってないので、自前の卵ケース(プラスチック)を持参必須!!
一番高い41ルーブル(160円くらい)のは、なんと日本のような透明のケースに入って
キレイな状態で売られているという事がわかりました。