まだホテル滞在中ではありますが、
どうしても食料(パンと牛乳)を買う必要があり、
初めて単独で市場(リーナック)へ乗り込みました。
遠くに使いやすいスーパーはあるものの、
歩くには距離が遠く、道中も危険な気がするので、
勇気を出してホテルの近くの市場へ・・・
ここら辺のリーナック(市場)は、いわゆる個人屋台の寄せ集め
みたいな感じで、初心者にはなかなか難易度が高いのです。
1.薄暗い
2.卵屋さん、野菜屋さんと分かれていて、それぞれの
店で口頭にてやりとりが必要
3.値札がない場合がある
4.スリの天国
写真を撮ろうと思ってカメラを忍ばせていったのですが、、
実際言ってみると、もうカメラなんて持ってうろついていたら、
それこそあっという間にカモにされそうなフインキ。
激写はまたの機会へとあきらめました。
道中ずっと呪文のようにぶつぶつと
「バリシャヤ ヴァダア パジャルスタ」
( 大きな 水を ください )
「エタ フレッブ パジャルスタ」
( この パンを ください )
と唱えつつ、店を探して、やっと買ったのがこれ
(結局水ではなく牛乳を買いました)
この日はこれで飢えをしのいだのです。
こんなに真剣に食べ物を買ったのは生まれて初めてです。
いえ、もちろんホテルのレストランでもランチをいただけますよ。
でもね。
氷のように不機嫌なウェイトレスとのやりとりに疲弊してるんです。
すごいんですから。
朝一番にレストランに行っても、お葬式みたいな顔で迎えられ
「牛乳ください」→無表情のウェイトレス:「ニエト(ない)」
「じゃやコーヒー」→「ニエット」
「トマトとチーズのオムレツください」→「それは20分も掛かるけどどうしても食べたいの?」
「時間かかってもいいから」→「はぁーーっ。ダァ(わかりました)」
こんなやりとりを毎朝するんですよ。
しかも私のコーヒーを拒否しておきながら、後に来た客には出すこともあったんです。
これは人種差別?!とショックを受けていたら、ある人から
「あぁ(笑)、それはきっと虫の居所が悪かったんだよ。
本当は(牛乳とかコーヒーが)あっても機嫌が悪いと、平気で''ない''って言われるよ」
確かに、別の日は、違う宿泊客(米国人男性らしい)がニエト(ない)の攻撃を
受けていました。
ね?部屋にこもってパンでも齧っていたくなるってもんです。